2015年8月7日金曜日

ウチの母と、ウチの子。

私が子供の頃。
ウチの母は、私が棒に刺さったアイスクリームを食べていると、
「アンタ。
一口、イタ(=チョウダイ。)
その最後の一口でエエけん。」
と言う(´Д` )
それがとてもイヤだった( ;´Д`)
私が棒付きのアイスクリームを食べるたびに
母はそれを言うのだ。
100歩譲って、
「最後の一口。」
と言うのが母なりの気遣いであったのだとしても、あまりにもイヤだ(。-_-。)
棒付きのアイスクリームは、その最後をいかに美味しく食べるか考えながら食べるものである。
どの部分からかじろうか、棒から落ちないように、溶けて垂れないように・・・。
一口一口考えて味わい、そして最後の一口にたどり着く・・・
それなのにウチの母は、最後の一口をよこせ。と言うのだ・・・(♯`∧´)
そんな訳で、私は棒付きのアイスクリームを食べるたびにイヤな思いをしながらも母の
「最後の一口、イタ。」
を断ってきた(。-_-。)
そんな子供&青春時代であった(⌒-⌒; )
さて。昨日の出来事である。
美味しそうな「チーズハムパン」を食べた。
家族5人で5等分したはずだし、私がどの部分を選んだ訳でもない。
丁度、私に真ん中のハムがたっぷり♡チーズがトロリ♡の美味しそうなところが当たった。
美味しそうだ。
一口で食べてしまおうか♡ムフフ♡
その時。娘のことりが、
「ママ!そこ!!そこの半分でいいから私に頂戴!!!』
と言った。
私は、ハムがたっぷり♡チーズがトロリ♡の魅力も一瞬に消え去り、娘がその魅力に気づいたことをよろこんだ。
・・・
もちろん、それと同時に、今度は母にアイスクリームの最後の一口をプレゼントしたいと思った。
その最後の一口までは、私が食べるけどねψ(`∇´)ψ
愛に気づければ、どんな美味しい魅力も譲れるのかもしれません。
そんな簡単なことに今頃、気づきました。